私たちの町、藤崎町では毎年8月20日は花火大会が開催されます。
その花火が終わった途端、畑作業が再開です。繁忙期の始まりです。
りんごが赤くなる仕組み
りんごが赤くなるには3つの要素が必要です。
①熟度
まだ未熟なりんごが緑色なのは、「葉緑素」という緑色の色素が多いから。
それがどんどん実が熟していくにつれて、「葉緑素」が少なくなっていき、赤い色素「アントシアニン」が作られていきます。
②日光
「アントシアニン」は日光に当たると増えていきます。
葉や日光の影になっている部分が赤くならないのは日光に当たっていないからです。
③低温
夜の気温が低くなると葉の葉緑体が減少し機能も弱くなります。
それと反比例するように「アントシアニン」が増えてきます。
これら3つの要素がずべて揃って、りんごは赤くなります。
去年2023年は猛暑を通り越し酷暑でした。
早生品種の「つがる」は9月下旬頃に収穫のため、早い時期で着色管理をする必要がありましたが、
夜も気温が下がらない日々が続き、りんごが赤くなりませんでした。
それは③の低温の要素が不足していたからなんですね。
りんごの葉摘み
りんごが赤くなる要因に「②日光」をあげましたが、
葉に隠れている部分は赤くならないので「葉摘み」という作業を行います。

私たちも花火大会が終わった8月下旬から葉摘みを開始。
りんごの周りについている葉を1枚1枚摘み取ります。
赤くするためというのはもちろんですが、
太陽の光をいっぱいに浴びて、りんごを最大限美味しくする重要な作業です。
実は、もうりんごは花芽(来年実になる部分)が作られています。
この大事な花芽を傷つけないように丁寧に作業をしています。


カチンコ?
葉摘みをしていると、ポツポツと妙に赤く色づいたりんごがあります。

もうこんなに赤くなってるなんて!美味しそう!!?
さて、では切って中を確認して見ましょう。

なんとまぁ。
中が腐ってるんです。
これは「芯腐れ」。
こちらの地域では通称「カチンコ」「アンコ(あんこ饅頭みたいだから?)」と呼ばれるものです。
この時期、このような赤いりんごを見かけたら取り除いていく必要があります。
りんご栽培において寒暖差はとても大事!
寒暖差があるとりんごが赤くなる「アントシアニン」が増えると説明しましたが、
この寒暖差があることによって昼は成長、夜は寒さから身を守るという過程が繰り返され、パリッと身が引き締まった糖度が高いりんごが出来上がります。
私たちの住む町は寒暖差が大きい地域なので、特別りんごが美味しいというわけなんです。



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